学費が免除にならなくて、生活にも困ってキャッシングを使っている
高知県在住 B.Oさん(24歳)
大学にいた時、私は奨学金をもらって授業を受けていました。授業中も真面目にしていましたし、頑張って単位も全部取りました。が、結局その奨学金は返済義務が生じてしまったのです…
今、奨学金にはいろいろな問題が起こっていると言われています。例えば私の行っていた大学では奨学金には二種類あって返済義務があるものと、返済義務がないものに分かれています。返済義務がないものは優秀な成績の人だけ、他の大多数は返済義務がある奨学金なんです。しかも金利がつきます。
今は不況ですから大学を出たからといって給料が高い会社で働けるわけではありません。ですので、この奨学金を返済できない人が全国的に出てきているみたいなんです。その内の一人が私で、私も中小企業に勤めていますが、キャッシングを使うほどなので返済の余裕なんてありません。
生活はキャッシングを使わないといけない時があるくらいで、給与の支払も安定していません。そんな状態では奨学金の返済などできるわけがないのです。それでも返済しないとダメだと言われて、金利でどんどん借金が膨らんでいっている状態です。
この制度、私はキャッシングと比較してもかなりひどい制度だと思います。まず返済自体も利便性に乏しいです。キャッシングの場合はコンビニやネットで返済することも簡単なのに、奨学金の場合は返済の方法が1つか2つくらいしかないので、めんどくさいのです。
もう一つが額が多すぎることです。4年間の奨学金となれば数百万円の借金になり、1%の金利でもかなりの支払いを余儀なくされます。キャッシングの場合と比較しても、金利が高いことはないのですが、額が多すぎて金利負担がきつくなっているんです。
今の中小企業以外で働ける場所はあるとは思えません。今後考えられるのは自己破産か、もしくは借金の一本化か…色々と考えてしまいます。